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「いい感じ!」に気づく、ツールとしてのヨガ|chama先生インタビュー【後編】

僕たちがヨガで目指すのは「達成」より「幸福」

chama先生インタビュー【後編】:「いい感じ」に気づく、ツールとしてのヨガ
 
>>Chama先生インタビュー【前編】:最近、自分のなかの「波」を感じていますか?
 

男性は、自分の外に意識が向きがち。ヨガは、そんなメンズが内側に目を向けるきっかけになる――というのが前編でのお話でした。後編は、ヨガを通じて得られるもの、目指すところについてうかがいます。

ヨガに期待できる効果とは?

――今回のイベントでは「カラダの感覚とストレッチを深めるフローヨガ」というクラスを担当いただきます。フローなので、比較的しっかり動いていく内容かと思いますが、このクラスで得られるもの、期待できることはありますか?

僕がベースにしているアシュタンガヨガは、よく「動く瞑想になる」なんて言われるけど、実際はそんな簡単にならないです。だって、最初は特に、うまく動けないし、しんどいんだもん(笑)。

でも動いていくなかで、自分の身体の一部でも、内側でも、呼吸でも、意識を向けることができる。少なくとも僕の場合は、普通に生活していると外側に意識が向きがちで、なかなか自分の内側に向かえなかったんです。でも、ヨガをツールにすれば、自分のなかにある「静かな感じ」を得ることができる。

そして、「静かな感じ」を経験することで、また日常の時間に戻ったときにも、外側に巻き込まれにくくなるんです。必要以上に恐れや不安を増長させなくて済むようになる。それは、結果的に仕事の集中力にもつながりますよね。

 

「なんかいい感じ」を得るツールとしての身体

――先生のお話をうかがっていると、クラスの構成も、男性へのやさしさや愛に満ちている気がします。

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男性だけじゃないけどね(笑)。例えばクラスのタイトルにもあるけど、「ストレッチ」という言葉をきいたとき、女性と男性ではイメージが違うと思うんです。女性は「きもちいい」、男性は「痛い」と考えがちじゃないですか? 身体が硬いけど男性は頑張っちゃうので、無理にポーズをとったりして「痛い」と感じる人が多い。

僕は、せっかくヨガで身体に意識を向けて、得られるのが「痛い」では勿体ないと思うんです。「痛い」じゃなく、「気持ちいい」とか、「なんか楽だ」とか、「いま、何も考えてなかった」とか、そういう感覚を得てほしい。リラックスしてほしいんです。

僕はポーズをとるうえで大切なことは3つあると思っています。必要な柔らかさと、必要な強さと、リラックスです。メンズは、このリラックスを忘れて必要以上の柔らかさや強さを追及しがちな気がするので、僕のクラスでは、リラックスをぜひ大切にしてほしいですね。

 

「上昇」「成長」「達成」を目指し続けるの?

――最後に、ヨガに興味があるメンズにメッセージはありますか?

 

僕たちがヨガをツールにして求めるのは、「達成」ではなくて「幸福」なんです。
仕事やプライベートで忙しいメンズは、「上昇」「成長」「達成」といった、自身のギアを上げて飛ばし続けることを、日々目指している傾向が強いと思います。それが正しいと教えられてきたし、疑ってこなかった。

でも、ずっとその調子でいけるだろうか?それが正しいんだろうか?と疑問に思ったら、ヨガをしてみたらいいと思う。もしくは、疑問をもつきっかけにも、なるかもしれないですね。